Nagano ie Labo

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軽井沢で家を建てる際の注意点。二つの自然現象に要注意しておく必要があります。

軽井沢で家を建てる際の注意点を建築の視点からまとめました。

住宅業界にいないとなかなか見落としがちな点だと思いますので、是非軽井沢での住宅(別荘を含む)を建築する予定の方は参考にしてください。

 

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軽井沢はとてつもなく寒い!冬を意識した家づくりも重要。

 

避暑地のイメージが強い軽井沢。夏は本当に涼しくて過ごしやすいのですが、、、反対に冬は極寒という言葉がぴったりの寒いエリアです。

 

長野県在住の方だと周知の事実である「軽井沢は寒い」という点が、移住予定者の方には抜け落ちていることが多いと感じています。

 

気象庁のデータから、軽井沢の最高気温・平均気温・最低気温を表にしてみました。 

 

  1月 2月 3月 4月 5月 6月
最高気温( ℃) 2 2.8 6.9 13.9 18.6 21.1
平均気温( ℃) -3.5 -3.1 0.5 6.8 11.8 15.6
最低気温( ℃) -8.7 -8.5 -5.1 0.3 5.8 11.3

 

  7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温( ℃) 24.7 25.9 21.2 15.7 10.7 5.2
平均気温( ℃) 19.5 20.5 16.3 10 4.4 -0.7
最低気温( ℃) 15.9 16.7 12.8 5.5 -0.7 -5.7

出典:気象庁2015年データ

 

年間を通して、

 

平均気温が0℃を下回る月が 12月・1月・2月の 「三ヵ月」

最低気温がマイナス5℃を下回る月が 12月・1月・2月・3月の 「四ヵ月」

 

も、あるのです。

 

しかも、この温度たちは観測地点の温度です。お住まいになる場所によってはもっと冷え込むことも考慮しておかなければなりません。

 

軽井沢で営業するホテル「HOTEL GREEN PLAZA KARUIZAWA」さんのHPに、ホテル周辺の最高気温・最低気温が掲載されていました。

 

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出典:HOTEL GREEN PLAZA KARUIZAWA
 

この情報を見ると、ホテル周辺は一番冷え込む1月に

 

 

なんとマイナス15℃~16℃

 

 

という数値をたたき出しています。

 

実際に軽井沢の近くに住んでいる人は、マイナス8℃よりもマイナス15℃~16℃のほうが馴染みがあると言っています。

 

どちらにしても冬はかなり寒いエリアであることを忘れてはいけません。

 

ということで、軽井沢で家を建てる際に気をつけるべき自然現象の一つ目は「気温、特に冬の気温」です。

 

 

 

軽井沢の湿度は年間通して高いです。湿気対策が必須なエリア。

 

軽井沢が「寒い」という認識を持っている人でも、知らないことが多いのは軽井沢は非常に湿度の高い地域だという点です。

 

避暑地のさわやかなイメージを持っている人はこの事実に驚愕します。

 

参考に軽井沢・東京・札幌の三都市の平均湿度を比較したのが以下のグラフになります。

 

図 軽井沢・東京・札幌での平均湿度比較 (単位:%)

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出典:気象庁 過去データ検索 2019   

(東京は移住者が多い都市のため、札幌は平均気温が近い都市のため比較対象としました。)

 

グラフを見ると軽井沢は東京・札幌に比べて非常に湿度が高いことがわかります。

 

この年間を通して高い湿度が結構やっかいです。

 

湿気が多いので、外壁に苔などが生える可能性も高い。メンテナンスを理解した上での建築が重要。

 

湿気が多いため必然的に、外壁の汚れは他のエリアに比べてケアしておかなければならない項目になります。

 

特に日の当たらない北側の外壁面などはコケやカビ?が生えて汚れている家を多数見つけることが出来ます。

 

プランによってある程度抑止できる項目ですが、100%防ぐことは不可能なので採用する外壁材の種類や色などは、汚れがつきにくいまたは汚れが目立たない色合いを採用することをおすすめします。

 

湿気が多いからなのか?虫対策が必須な軽井沢での家づくり。

 

湿気の多さからなのか、軽井沢は想像以上に虫が豊富に湧き出る土地です。

 

虫といっても多種多様な虫さんがいますが、軽井沢でよく見る虫には少々気持ち悪い虫がいまして、虫が苦手な人はきついかもしれません。

 

軽井沢でよく見る虫で、かつ個人的に気持ち悪い虫を上げると、

 

  • カマドウマ(便所コオロギ)
  • カメムシ

 

の2種だと思っています。

 

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出典:Wikipedia

 

カマドウマは強靭な足をもっており、ありえない跳躍力で時に家に、時に人に向かって飛んでくることがあります。この恐怖は害虫代表の「G」を上回る恐怖です。

 

カメムシはご存知の通りすごく臭いです。緑が豊富にあり、そして湿気が多いからなのか大量発生することもあり、これも発見してしまうと嫌な気持ちになります。

 

カマドウマ・カメムシだけではなく、これら以外の虫も建築した住宅に隙間が多かったり、自然吸気口などを設けていると侵入してくるリスクが高まります。

 

軽井沢で家を建てる際には、虫の侵入にも気をつけておかないと、安全安心であるはずの我が家で叫び声が響くこととなります。

 

実際に軽井沢で家(別荘を含む)を建てる際の重要なポイントをお伝えします。

 

では、現実問題として軽井沢にて家を建てる際にはどのような点に注意しておけばよいのでしょうか?

 

実際に軽井沢で住宅・別荘を建築した経験からは以下のアドバイスをさせていただきます。

 

 

Point1 快適に暮らすには断熱・気密といった省エネ性能は北海道並みのレベルが必要。

まずは寒さ対策です。

 

軽井沢で家を建てるのであれば、断熱・気密のレベルは北海道レベルの家が必要となります。

 

令和元年11月に発表された最新の地域区分新旧表では、軽井沢町は北海道の函館市や札幌市と同レベルの「2地域」に分類されなおしました。

 

 

 

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出典:国土交通省告示第二百六十五号

 

 

一言で「北海道基準」と説明されても、どのような性能が必要になるかわかりにくいと思いますが、これは明確に建物の断熱性能を表す数値である「Ua値」がどのレベルで必要なのか?と言い換えることが出来ます。

 

日本の各地域での必要Ua値を以下に添付しておきます。

 

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出典:賢い家づくり勉強会資料

 

各基準が列挙されていますが、「軽井沢で快適に過ごす」という目的を果たすためには最低でも、赤線で囲わせていただいたUa値0.34以下の家づくりが必要になると考えています。

※Ua値は0に近いほうが性能が高いことを示します。

※詳しく知りたい方は、ほぼ毎月開催している無料で開催されている家づくり勉強会にご参加ください。

 

 

 

名実ともに北海道基準の家が必要となりますので、しっかりと断熱された家を建てるのが重要なポイントの一つです。

 

Point2 気密がしっかりとされている家を建てましょう。湿気対策・虫対策にもなります。

 

気密性が高い家は簡単に言ってしまうと「隙間の少ない家」ですので、虫の侵入に対しても一定の効果があります。

更に住宅の必須設備の一つである24時間換気のための換気扇を

 

機械で給気・機械で排気 

 

する第一種換気を採用すれば、更に虫の侵入経路を削減することができます。虫対策の観点からも高気密の家は軽井沢にておすすめできる家となります。

 

気密性能を高めることによるデメリットの一つに過乾燥を上げることが出来ます。

一般的な住宅よりも湿度が低くなる傾向があり、夏涼しくて冬温かいというメリットがあっても乾燥はちょっと嫌だなという人もいます。

(この過乾燥問題は暮らし方で解決できてしまうので安心してください)

 

湿度の高い軽井沢では過乾燥の問題も顕在化しにくく、むしろありがたい瞬間のほうが多いと思いますので、やはり気密性能を高めておくことは非常に重要になります。 

 

上記の2つのポイントを押さえておけば、極端な失敗は少なくなります。是非軽井沢での建築の際には参考にしてください。

 

最後に・・・

 

このNagano ie labo(ナガノイエラボ)では、運営している株式会社トモノ含め、特定の住宅会社の情報を記載することなく、中立的に長野県での家づくりに役立つ情報を掲載することを目指しています。

 

しかし!

 

そのポリシーを曲げてでもお伝えしたいことがあります。

 

それは、

 

軽井沢で家(別荘を含む)を建てる場合は、軽井沢での施工事例が豊富なビルダーや設計事務所を選んでください。。。

 

よくある失敗事例としては、東京などの都会から軽井沢に移住を考えている方が、ご自身のお住まいの近くの設計事務所などで建築計画を立て、そして依頼してしまうケース。

 

もちろん、依頼された設計事務所が軽井沢での建築に詳しい場合は問題ないのですが、初めて軽井沢周辺での案件を手掛ける方の場合、、、運が悪いと大変な図面が出来上がってしまいます。

 

本当に本当に、施工や監理含めて軽井沢エリアで建築したことがある会社・設計事務所を選ぶだけで、大きくリスクが低減できます。