Nagano ie Labo

ナガノイエラボは長野県で家を建てる人のために、お役立ち情報をまとめています。

長野県での地鎮祭情報をまとめました 準備物から神社の手配方法まで

注文住宅建築の中でも多くの方が、初めて体験する特殊イベント「地鎮祭」について情報をまとめました。

長野県ならではの情報もあるかも??

 

 

 

地鎮祭とは?建築する土地の神様に挨拶をする儀式です。

 

地鎮祭は、建築する土地の氏神様をお招きし、工事の安全や建物・家族の繁栄を願うためにお壊れる儀式です。

 

神式・仏式とありますが、この記事では一般的に執り行われることが多い、神式の内容に沿って説明いたします。

 

 

長野県の地鎮祭で準備するものチェックリスト

地鎮祭参加にあたり、施主側で準備しておかなければならいものが何点かあります。

忘れていて当日に準備しようとしても無理な品物もありますので、忘れないように気を付けてください。

 

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施主側で用意するもの

  1. 清酒(1升)
  2. 魚 尾頭付き(※鯛が一般的ですが、鱒や鯉などでもOK)
  3. 乾物(2~3品ほど)
  4. 野菜(3品)
  5. 果物(3品)
  6. お米(1合~1升)
  7. 塩(1合)
  8. 水(1合)
  9. 玉串料(2万円~)  

 

準備物についてそれぞれの注意点もお伝えいたします。

 

(1)清酒 酒屋さんに頼めばすぐに用意してくれる

 

地鎮祭に持参するお酒は奉献酒(ほうけんしゅ)と呼ばれます。奉献酒なんて聞いたことが無い!とよくお客様に言われることがありますが、一般的に販売されている日本酒で大丈夫です。

 

ポイントは熨斗(のし)をつけて、しっかりと「のし上」と「のし下」に必要な内容を書いてもらう事。

 

といっても、熨斗(のし)についても馴染みがないとおもいますので図解しました。

 

 

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①熨斗(のし):この部分が熨斗です。

②水引き   :「蝶結び」と「結び切」がある。

③のし紙   :紙そのもののことです。

④のし上   :表書きともいいます。用途に合わせて書かれる内容が異なります。

⑤のし下   :名入れともいいます。送り主の名前を記入します。

 

地鎮祭の奉献酒にて大事なのは、④・⑤の、のし上・のし下にしっかりと「奉献」の文字とご自身の名前を入れてもらう事です。

 

のし上にかいてもらう「奉献」と似た言葉に「奉納」がありますが、奉納を使う時は自らが神社などのにお酒を持参する際に使うことが一般的です。地鎮祭では「奉献」の文字がベターです。

 

(2)魚 尾頭付き 当日用意しにくいので要注意!!

 

この「尾頭付きの魚」こそ、施主が用意する地鎮祭の準備物にて段取り必要となる代物です。

 

地鎮祭の当日に「あっ!!」と思い出しても、なかなか尾頭付きの魚がある魚屋さんがないのです。(既にさばいてしまっていることが多い)

 

しっかりと予約して忘れないように準備しておきましょう。

 

 

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魚の種類については、一般的におめで鯛の「鯛」を用意することが多いですが、特に決まりは有りません。佐久などでは鯉で代用も可能だったりします。

 

しかし、どちらにしても事前に準備しておかないと当日慌てることになってしまいますので、ご注意ください。

 

(3)乾物 あれば素晴らし!山と海の4点セット

 

するめ、昆布、寒天などの海の乾物、加えて山の乾物として干し椎茸取り揃えておけば完璧です。

 

(4)(5)野菜・果物3品づつ 地面の上か下かが重要

 

野菜を用意する際に意識してほしいのは地面の上にできる野菜なのか、下にできる野菜なのかです。

結論、どちらも必要なので、偏らないように注意しましょう。

 

地面の上にできる野菜(トマト・ナス・キュウリなど)
地面の下にできる野菜(大根・イモ・人参など)

 

野菜・果物どちらにも共通することですが、出来れば地元のもの・季節のものを用意することが重要です。

 

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土地の神様に対しての捧げものですので、神様も地元の旬の食材がそろっていたほうがうれしいはずです。

 

(6)(7)(8)米・塩・水 おこめは量の確認を忘れずに!

祭壇に捧げるものとして、米・塩・水が必要となります。塩・水については1合(180ml)、お米については住宅会社によってお伝えする量が異なります(1合~1升)

 

必要な量は確認しておく必要があります。

 

(9)玉串料 

 

祭祀祈祷のお祓いを頂いた後、施主様から神社・神主に対して納める玉串料をお渡し頂きます。

金額についてはお気持ちですのでなんとも伝えにくいですが、一般的な相場は2万円~3万円ほどが多いようです。

 

以上で施主(お客様)が用意するものは終わりです。

 

この他にも地鎮祭を行うには必要なものがありますが、上記の準備物以外は住宅会社・神社側が用意することが多いのでご安心ください。

 

基本的には住宅会社・神社が用意するもの

祭壇
榊(さかき)
升・湯呑
半紙
青竹・注連縄(しめ縄)
盛り砂(砂山)
鎌・鍬(くわ)・鋤(すき)
鎮め物
テントや足場の養生シート等

 

ただし、しっかりと確認しておかないと、地鎮祭の当日に慌てることになるかもしれません。

 

青竹などは当日用意できない可能性が高いですから、ご建築される住宅会社にしっかりと説明をうけ、認識の齟齬がないようにお気を付けください。

 

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地鎮祭に参加する際の服装について

 

地鎮祭に参加する際の服装ですが、特にこれといった決まりは無いですが、神様との儀式という事もありカジュアルすぎる服装はふさわしくないともいわれます。

 

 

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ショートパンツはタンクトップなどの服装はさけ、落ち着いた服装で参加される方が多いようです。

 

地鎮祭を頼む神社について

 

地鎮祭は正式にはその土地の氏神様を祀る神社にお願いするという考え方もありますが、

最近はその考え方も少なくなってきており、今では最寄りの神社や、お付き合いのある神社、地域での有力神社に頼むことが多くなってきています。

 

 

土地の氏神様にて執り行いたいという希望であれば、建築予定地の都道府県の神社庁に電話をすれば教えてもらうことができます。

 

神社庁一覧 | 神社本庁

長野県神社庁

住所 〒380-0801 長野市箱清水1-6-1

電話 026(232)3355

 

特にこだわりの無い方のほうが多数派になってきているため、多くの方々は住宅会社がお付き合いが深い神社にて執り行うことが増えています。

 

 

簡単に長野県における地鎮祭の準備物や神社についての情報をまとめました。もう少し詳しく聞きたい方は、ぜひNagano ie Laboを運営している株式会社トモノに相談してみてください。