タイルを使うことにより、ご自宅の空間をグッと引き締めることができます。
少し知るだけでお友達と差をつけることができる、タイルテクニックを知っておきましょう。
タイルの素材特性を生かして、水回りでちょっと遊んでみませんか?
タイルには多くの素材特性があります。
代表的なものを挙あげるだけでも、
- 劣化、変色、変質が少ない
- 酸性やアルカリ性などの薬品の影響も受けにくい
- 熱・火・水にも非常に強い
などがあります。
この性質を生かし、
薬品・熱・火・水がそろっているキッチンや、
多くの水分に触れる可能性がある洗面・トイレなどにも使いやすい内装材としても重宝されています。
さまざまな形・色のタイルがあるので好みのデザインを作りやすい
タイルは優れた素材特性を持つだけではなく、多種多様な色・柄があるためデザイン性を高める内装材としても優秀です。
価格は一般的なクロスよりも高価になりますが、タイルを張る部分を検討しアクセントとして使うのであれば、驚くほどの金額になるわけでは無いです。
上手に計画し、性能・デザイン共に素晴らしいタイルをご自宅に取り入れてみましょう。
タイルを採用する際の注意点を2つお伝えします
タイルを室内で内装材として使う際に注意すべき点を2つお伝えします。
1つめはタイルの厚みを考慮することが重要です。
ビニールクロスなどと異なり、タイルは厚みのある素材です。平面的には見た目がすっきりしていても、立体的に見た際にタイルの厚みが思ったより厚く、出っ張ってしまっていると不格好に見えてしまいます。
住宅会社との打ち合わせの際には、「小口の処理」がどうなっているのか?と尋ねてみてください。
(小口とは、タイルの端の部分、表面ではなくカットされた部分のことです)
小口部分をきれいに納めることを考えている場合、なんらかの回答が得られると思います。回答が返ってこない場合には、すぐに検討するようにしましょう。
二つの目の注意点は、タイル割をしっかりと考えておくことです。
タイル割と聞くと難しく感じますが、訳すとタイルの貼り方をしっかりと決めておきましょう。となります。
選んだタイルによってサイズが決まっていると思います。それをご自身の住宅にて張りたい場所に敷き詰めていくため、ぴったりとハマることはほぼありません。
そのため、最後はタイルをカットなどして貼るわけですが、このタイルの貼り方を最初から検討しておかないと、かなり悲しいタイル工事になってしまうことがあります。
実例で見る内装材としてのタイル実例
実際にタイルを室内の施工した画像をみてもらうのが、どのような雰囲気になるのかがわかりやすいと思います。
キッチン・洗面での成功事例をいくつかご紹介したい鱒。
(画像は全てナガノイエラボを運営している株式会社トモノの施工事例です)
キッチンにつかっているタイル
キッチンは、熱・火・水が集まる場所ですので、タイルの特性を発揮できる場所とも言えます。
多くのケースではタイルを使う場合は、キッチン背面のエリアにアクセントとして採用しています。
↑壁の一面だけのタイルにするだけで、色の変化があり空間が華やかになります。
↑きれいなブルーのタイルを採用。熱に対しての強さがあるためキッチンパネルの代わりに使用している。
↑キッチン背面だけではなく、前面のカウンター部にもアクセントとしてタイルを設置した事例
掃除のしやすさもタイルの魅力の一つですので、油や食品の汚れがつく可能性も高いキッチンには非常に適した内装材といえます。
洗面台につかっているタイル
洗面台にタイルを使う場合は、造作の洗面(既製品ではなく、現地でくみ上げている)との相性が良いです。
洗面台及び鏡なども全て選んでつくりますので、その周辺にタイルでアクセントを作りやすいからです。
↑全面に貼らず、水が飛ぶ場所に限定してもよいです。
白いタイルを用いることにより落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
タイルをうまく使えば、多額のお金をかけずに、空間を彩ることができます。
ぜひ、新築計画の際にはタイルを用いてみてはいかがでしょうか。